7日(金)、オーストラリア・プロサッカーの新シーズンが再開し、注目の第1戦は昨シーズン3位のウェスタン・ユナイテッドがレギュラーシーズン王者のメルボルン・シティにアウェーで挑む。レギュラーシーズンはメルボルン・シティが圧倒したものの、プレーオフ決勝でウェスタン・ユナイテッドに敗れている。 再戦となる今回は、両者とも布陣の調整は限定的で、ウェスタン・ユナイテッドのテクニカルなスタイルが再びメルボルン・シティを下し、アウェーで勝利する可能性が高いと予想される。
メルボルン・シティは新シーズンに向けて、ジミー・マッキャロン、ナボット、マフェリキ、ジミー・サムソンといった中心選手に頼っているため、メンバー変更はあまりしていない。 しかし、チームの平均年齢が比較的高く、新たに加入したオランダ代表MFワンダ・ウィンダムもすでに30歳であるため、バイタリティがやや不足しており、組織力のある熟練した相手と対戦する際には不利になることが多い。メルボルン・シティのもうひとつの隠れた危険は、シーズン前に新しいGKを獲得できなかったことで、チームは昨シーズン数々のミスを犯したトン・ゴフアに頼り続けることになる。 このGKはキースロッパウのバックコート戦術に適応できないらしく、いつ時限爆弾になってもおかしくない。
ウェスタン・ユニオンはレギュラーシーズンを3位で終えたが、プレーオフでは全勝で歴史的なAFLチャンピオンに輝いた。新シーズンはディアウェンディとズシュア・リストンという攻守両面のスター選手を擁し、さらにマリ代表MFドゥンビアを投入して総合力をさらに強化した。過去5回の対戦を振り返ると、ウェスタン・ユニオンは4勝1分けの無敗を誇っており、この試合でもメルボルン・シティの圧勝を維持することが予想される。