クロアチアのライバル、ディナモ・ザグレブがホームで2021年のUEFAヨーロッパリーグ王者チェルシーを1-0で下した。
この試合はドゥカオにとって、チェルシーを率いて100試合目となる節目の試合だったが、まさかこの日、水泡に帰すとは思ってもいなかったようだ。プレミアリーグでの不振も相まって、ドイツ人監督のこれからの数日間は試練に満ちたものになるのではないかと危惧されている。
ザビエルが左サイドから正確なクロスを送り、チェルシーが均衡を破るかと思われたが、オーバメヤンが至近距離からチャンスを逃す。 このチャンスを生かせなかったチェルシーは、試合開始わずか13分でディナモ・ザグレブのストライカー、ミスナフ・ケルセイにワンツーパンチを食らう。チェルシーには逆転する時間は十分にあったが、オーバメヤンのゴールがオフサイドと判定されるなど、不運の泥沼にはまった。
86分には、レシエンスが放ったシュートがポストを叩いたが、ネットを揺らすことはできず、チェルシーは勝ち点3を失うこととなり、ドゥカオ監督がチェルシーを率いて以来、初めてアウェーで3連敗を喫した。
チェルシーはこの夏、2億7800万ユーロという巨額の補強費を投じ、欧州トップ5リーグの中でも補強費では最大級のクラブとなった。しかし、結果は期待を大きく裏切り、ここ5試合で3敗を喫している。試合後、指揮官のドウカオは、「チームのパフォーマンスと自分自身に腹が立っている。もちろん、トレーニングも準備も十分だったが、本来のレベルでプレーできなかった。
チェルシーは相手より9本多い15本のシュートを放ったものの、それでもゴールネットにボールを入れることはできず、攻撃陣の手詰まりが致命的な敗因となった。
同グループのもう1試合では、ACミランがシャリマイカスのゴールでアウェーでザルツブルクと1-1で引き分けた。