今季のチャンピオンズリーグ出場権争いは、ローマとユベントスの2強が直接のライバルとなりつつある。残念ながらローマは先週の試合で中心選手のザニオーロを失い、ディバラの中盤への依存度がより顕著になっている。ユベントスもまたケガ人に悩まされており、夏のウィンドウで獲得したディ・マリアとポグバがともにケガで離脱している。
ユベントスの攻撃力が衰えていたこともあり、アッレグリ監督は4-2-3-1のフォーメーションでヴラホヴィッチの穴を埋めるべく、19歳のスター選手ミレッティを先発で起用した。ローマは、キャプテンのマヌエル・ペッレグリーニを中盤に上げてザニオーロの穴を埋め、マティッチがクリスタンテとコンビを組む3-4-2-1の布陣。
試合開始直後、ユベントスはローマに襲いかかった。スモーリングにボールが戻されると、ヴラホヴィッチ、クアドラード、デ・シリオ、ロカテッリが相手DFに向かって突進。ロカテッリはローマの屋台骨であるマティッチにまで迫った。 ローマのスピナッツォーラはプレッシャーに直面すると、安全なリターンパスではなく、ダイレクトパスを選択し、目の前の突破口を見つけようとした。
しかし、パスの進路はデ・シリオに阻まれ、ボールはミレッティの足元にバウンドした。ユベントスはいち早く反撃に転じ、クアドラードがボールを保持していたため、マティッチは戻ることが間に合わず、ファウルを犯すしかなかった。このフリーキックは非常にリスキーなもので、ヴラホヴィッチがクロスバーを叩きながらゴールネットを揺らし、ローマのキーパー、パトリシオは無反応だった。
失点後、ローマは攻撃の立て直しを図ったが、ユベントスのローマ・ハーフでのカウンター攻撃はユベントスに大きなプレッシャーを与え、前半のローマの選手たちが見せた臆病さによって、ダイレクト・パスが届かなかった。
イバニェスからマティッチへのダイレクトパスは複雑なものではなかったが、そのまま相手の手に渡り、ユベントスは反撃のチャンスをつかみ、コスティッチがゴールを決めた。
クリスタンテは守備の面で低調で、カバーする範囲が狭すぎた。マティッチと比べると、クリスタンテはタックル、インターセプト、クリアの回数が著しく少なく、また試合中にアップテンポなミスを犯したため、ユベントスに十二分なチャンスを与えてしまった。
ユベントスの反撃の後、ミレッティからクアドラードへのパスがやや深くなり、クアドラードがシュートの角度を狭め、パトリシオに阻まれた。
クリスタンテのディフェンスはまず中央に張り付くのではなく、走って相手のウイングプレーヤーを睨みつけようとしたため、ミレッティは簡単に中盤の中央でボールを奪い、素早くローマゴールに向かって前進することができた。
守備のミスとパスの成功率の低さから、前半のローマはかなり消極的な展開となり、攻撃面では数少ないカウンターアタックのチャンスをゴールに結びつけられなかった。ディバラもペッレグリーニも背中でボールを保持する達人ではなく、SBのクリスタンテのボールキャリー能力の低さが後方のピンチを救うことを難しくし、年齢的に制限のあるマティッチも毎回ボールをフレッシュアップすることができなかった。
反撃の前にボールを保持することができるZanioloを欠いている、ディバラとペジェグリーニは、多くの場合、ボールを受け取るために守備に戻らなければならない、今回アブラハムは、守備で相手の2-3人に直面し、背面にボールを保持する能力はあまり良くなく、ユベントスの選手がインターセプトの背面から何度も、2番目のドロップのトップの戦いの後であっても、フィールドの前にローマはチャンスを入れるために多くの選手ではない、それはまた、チャンスをつかむことは非常に困難である。
ユベントスは意識的にローマの選手とアブラハムスのつながりを遮断し、ディフェンダーは堅く守り、バックスは適切なタイミングでパスラインをブロックする。攻撃は、ユベントスは相手の真ん中が空いているのを利用して、速攻の後にボールを保持し、さらにローマの3バックの状況は、スペースの2つの側面が大きいので、頻繁に前進の真ん中からサイドを分割して、ローマに攻撃を開始する。
ローマの両ウイングはしばしばディフェンスに戻れない状況に陥り、ユベントスに多くのゴールチャンスを許した。試合前半でユベントスが10本のシュートを放ったのに対し、ローマ側はわずか3本。