マンチェスター・ユナイテッドは今シーズンのプレミアリーグで2連敗を喫した。赤い悪魔のファンたちはまるで世界が終わるかのように落ち込み、一部のサッカー解説者たちはこの機に乗じてユナイテッドの降格を予想した。しかし、現実はそこまで悲観的ではないかもしれない。昨シーズンを振り返ってみると、アーセナルは最初の3試合で0ゴール9失点と大敗したものの、4位トッテナム・ホットスパーとの勝ち点差はわずか2ポイントの5位に終わり、念願のUEFAヨーロッパリーグ復帰もほぼ実現した。
実際、ユナイテッドがプレミアリーグのシーズンを2連敗でスタートしたのは、最終的にタイトルを獲得した1992/93シーズンが最後だった。ポスト・ファーガソン時代に関しては、ユナイテッドは2014/15シーズンの最初の3分の3を無敗で終えたが、そのシーズンは4位に終わった。つまり、ユナイテッドが次にリヴァプールに敗れたとしても、プレミアリーグ全38戦で追いつく時間はまだ十分にあるため、過度に心配する必要はない。
特にシーズン序盤に大敗を喫したことで、ユナイテッドの経営陣は不安を感じ始めており、選手層を厚くするためにさらなる投資を行うに違いない。残りの8月で適切な選手との契約を成功させ、士気と自信に満ちたチームを作り上げることができるかどうかが、シーズン全体の勝敗を決めるカギとなるだろう。1試合や2試合負けたところで、チームに大きな影響はないだろう。
