プレミアリーグにおいて、クリスタル・パレスは2016年から2018年までの2シーズンを経てますますその地位を固め、岩のようにタフだ。2016/17シーズン以降、このチームはシーズン終盤に5チームをヘイトさせており、ビッグチームといえども気をつけなければならない。
アーセナルの名将パトリック・ヴィエイラは昨シーズン、プレミアリーグでコーチのチャンスを与えられ、クリスタル・パレスにグラウンド・フロー・スタイルのプレーを導入し、その結果、チームの攻撃、守備、戦術、メンタリティ、チーム意識が全面的に改善された。多くの若い才能の台頭を除けば、オールラウンドなMFコナー・ギャラガーが最大の目玉であることは間違いない。
クリスタル・パレスは昨シーズンを12位で終えたものの、2013/14シーズンにプレミアリーグに復帰して以来、最高の成績ではなかった。しかし、わずか12敗、勝ち点48というプレミアリーグ史上最高の成績は、2018/19シーズンの勝ち点49に次ぐものだ。さらにFAカップも準々決勝まで進んだが、チェルシーに敗退した。クリスタル・パレスは、昨季王者のマンチェスター・シティが直接対決で優位に立てなかった4チームのうちの1つでもある(シティとは1勝1敗、トッテナムとは2敗、リバプールとは2勝2敗、サウサンプトンとは2勝2敗)。しかしこの夏、セントラルMFのギャラガーがチェルシーに復帰し、降格を免れながら上位を争うクリスタル・パレスへのプレッシャーが増したのかもしれない。
クリスタル・パレスはプレシーズンのウォームアップ・マッチで5勝2分け2敗。敗戦のうち2つはアジア行きのリバプールとマンチェスター・ユナイテッドとの対戦だった。
プレミアリーグ3冠を達成したアーセナルの最後のプレミアリーグタイトルは、2003/04シーズンの無敗優勝にさかのぼるだけでなく、チャンピオンズリーグ出場さえも2016/17シーズンが最後だった。
昨シーズン、アーセナルは開幕から3連敗を喫し、シーズンを通して安定しないパフォーマンスも相まって、最終的にはシーズン終了間際にトッテナム・ホットスパーに追い抜かれて5位に終わり、またしてもチャンピオンズリーグへの切符を逃した。この夏、アーセナルは移籍市場で大きな注目を集め、1億3200万ユーロを投じてストライカーのガブリエウ・ジェズス、DFオレクサンドル・ジンチェンコ、センターバックのマルクス・トレイラ、MFファビオ・ヴィエイラ、GKマット・ターナーをオプションとして獲得した。
一方、ガナーズは先発GKにアーロン・ラムズデールを正式に指名し、1番のシャツを失ったベルント・レノは同じ昇格争いのライバルであるフルアムに移籍することになった。フランス人センターバックのウィリアム・サリバはガナーズと契約して以来、3年間のレンタル移籍を経てようやくトップチームに復帰した。バックローのトーマス・ペイエは今シーズンの夏休みに訴訟問題に巻き込まれたが、状況は改善されつつあるようだ。
アーセナルは、ブンデスリーガ・ニュルンベルクに5-3で勝利、エヴァートンに2-0で勝利、MLSオーランド・シティに3-1で勝利、チェルシーに4-0で勝利(最後の2試合はサマーキャンプ・トロフィーも獲得)など、プレシーズンのウォームアップマッチ5試合すべてに勝利し、合計20ゴールを挙げた。プレミアリーグのタイトルを望みつつも、少なくともチャンピオンズリーグの切符を心待ちにするファンにとっては、前哨戦は多面的なものとなった。
昨シーズン、この2チームが対戦したとき、クリスタル・パレスはアウェーで2-2、ホームで3-0と勝利している。一方、クリスタル・パレスはホームでトッテナム・ホットスパーに3-0で勝利している(トッテナムはレッドカードを受けた選手もいた)。ある意味、この2ポイント差がチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの分水嶺となる。
昨季のプレミアリーグ開幕戦はブレントフォード戦で幕を開けたアーセナルだが、今季もクリスタル・パレス戦で開幕を迎える。新戦力とはいえ、中位から下位のチームをいかに安定して捉えるかが、アーセナルのチャンピオンズ・リーグ復帰への道に、最強の対話以上に直接的な影響を与えるかもしれない。
両軍とも4231のフォーメーションを採用:
クリスタルパレス
GK:ビクトル・グアイタ
ディフェンダー:ナサニエル・クライン、ヨアヒム・アンダーソン、マーク・グエイ、トリッキー・ミッチェル
サイドバック:チェイック・オマール・ドゥクール、ジェフリー・シュラップ
攻撃的MF:エベチ・エゼ
ウィンガー:ジョーダン・アイェウ、ウィルフリード・ザハ
センター:オドソンヌ・エドゥアール
軍需工場
センター:ガブリエル・ジェズス
ウィンガー:ガブリエル・マルティネッリ、ブカジョ・サカ
攻撃的MF:マルティン・オデゴーア
バックス:グラニト・エハカカ、トーマス・パイヤー
ディフェンダー:オレクサンドル・ジンチェンコ、ガブリエル・マガリャエス、ウィリアム・サリバ、ベン・ホワイト
GK:アーロン・ラムズデール
分には、ガブリエル・ジェズスが数人をかわしてボールを奪い、そのままシュートを放ったがブロックされた。
20分、右CKからアーセナルがゴールに向かって走り込むと、ボックス左手前から走り込んだオレクサンドル・ジンチェンコが高く上がり、巧みなアシストでゴール前に戻ってきたガブリエル・マルティネリが頭でクリスタル・パレスのゴールを押し込み、ガナーズが今シーズンのプレミアリーグ初ゴールを挙げた。
アーセナルは昨シーズンのプレミアリーグで、マンチェスター・シティとリバプールに次ぐ17ゴールをセットプレーから決めている。そしてガブリエル・マルティネッリは、今シーズンのプレミアリーグ初ゴールを決めただけでなく、個人としてもプレミアリーグ初となるヘディングゴールを決めた。
28分、アーセナルからのバックパスを受けたクリスタル・パレスがプレスをかけ、味方からのバックパスを受けたアーロン・エムズデールが相手に向かってシュートを放つが、幸い相手には拾われず、直近のパスを出した味方の方向に跳ね返った。