夜は更け、土曜日(30日)の夜明けはウォームアップ・マッチの煙に包まれていた。チェルシーはアウェーでウディネーゼに3-1の逆転勝利を収め、2連敗の霞をなんとか断ち切った。新加入のサイドバック、スタアネンが鮮やかなシュートを決め、初ゴールを勝ち取っただけでなく、徐々にブルー軍団に溶け込んでいることを示した。

チェルシーの過去2回のウォームアップ・マッチを振り返ってみると、シャーロットFC戦ではPK戦で敗れ、前節ではアーセナルに0-4と屈辱的な敗戦を喫するなど、チームのパフォーマンスには賛否両論があった。しかし、この試合ではチェルシーの観衆が夢のように目を覚まし、前半わずか20分後にニコル・アスピリクエタの強烈なシュートで均衡を破った。特筆すべきは、このフランス代表FWがワクチン未接種のため、アメリカへの練習旅行に同行できなかったことだが、欠場が彼の運動能力に影響を与えたとは思えない。

試合終了間際の37分、スタアネンがワンタッチで初ゴールのチャンスを得ると、GKマルコス・アチェルビがはじいたものの、ボールは巧みにネットにはね返り、スタアネンはこのチャンスをものにし、デビュー戦を飾った。ウディネーゼはハーフタイム直前にディオゴ・コスタが同点ゴールを決め、1-2とした。

交代後、両チームは膠着状態に陥った。ロスタイム、ゴール前でミケル・バリオスがゴールを奪い、チェルシーが3-1の勝利を収めた。プレシーズンのウォームアップマッチを終え、チェルシーはエヴァートンとのプレミアリーグ新シーズン第1戦に向けてギアを上げる。

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