接戦となったこの試合、レスター・シティは4-3-3のフォーメーションで臨んだが、前半と後半でまったく異なる布陣を敷いた。前半は、フォファナ、リカルド、デュースベリー=ホール、チュードリー、スーマレ、ダカ、バーンズといったスター選手がピッチに立った。リカルドは30分、サイドライン際でのスティールからダカの巧みなロングパス、バーンズの巧みなワンツーフィニッシュで先制。しかし、ノースシャーの反撃も早く、41分にはカイロ・ミッチェルが素晴らしいシュートを放つも枠を外れた。

後半、レスター・シティはイヘアナチョを除く選手全員が若いU23の新戦力に切り替えた。ポゼッションの時間は圧倒的に長かったものの、攻撃は直接的な脅威に欠け、中盤や後方からのスルーパスが多く、ノーサンプトンシャー州のディフェンスにほとんど脅威を与えなかった。後半、最初のシュートがゴールに決まったのは83分だった。守備面では、相手の素早い攻守の切り替えにたびたび脅かされた。ノースシャーはピッチの幅を生かして攻撃を仕掛け、右サイドハーフのアイエスティン・ヒューズは守備エリア内で何度も隙をついて突破に迫った。結局、レスター・シティはセットプレーからミスし、相手に1対2で敗れた。

敗れはしたが、後半の若い選手たちのエネルギーと積極的なプレスの姿勢は評価に値する。右サイドバックのアイスティン・ヒューズは守備で何度かミスを犯したが、攻撃面では素晴らしいプレーを見せ、何度も直接キックを試み、84分にはタッチライン際でパスをインターセプトし、中盤を横切ってボックスの外に大きく開いていたイヘアナチョにロングパスを出し、シュートはポストに当たったものの、若手のパスに対する視野の広さを見せつけた。

この試合はプレシーズン親善試合の初戦に過ぎず、ロジャーズ監督は多くの選手を試したが、その多くはまだベストフォームに調整できていない。しかし、ポゼッションは高いがゴールの脅威には欠ける、セットプレーの守備に問題があるなど、レスター・シティの戦術的な欠点が試合内容から読み取れた。

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