南米W杯以外の激戦を勝ち抜き、カタールW杯最終週進出を決めたエクアドルが、予選での選手起用に不正があった疑いで失格の危機にさらされている。イタリア・オリンピック委員会のあるメンバーは、エクアドルの不正が事実であれば、イタリアはワールドカップ最終週への出場権をバイとすることが予想されると明かしている。

チリFAは、エクアドルがワールドカップ以外の試合で起用したバイラン・カスティーリョ選手がエクアドル国籍ではなくコロンビア国籍であったとして、FIFAに提訴した。また、エクアドルが無資格の選手を起用したこと、文書偽造の疑いもあるとして、FIFAは先週、この問題を規律委員会に委ね、調査すると発表した。

イタリアオリンピック委員会のメンバーであるフランコ・チメンティ氏は、エクアドルがこの件で罰則を受ける可能性があり、イタリアが最大の受益者になるかもしれないと語った。現時点では、これがイタリアのチャンスであろう。

バランカス・ディ・ルーはエクアドル代表として今回のワールドカップ以外で8試合に出場し、チリとの2試合も含めて1勝1分けに終わっている。イタリアメディア『La Repubblica』によると、FIFAは2つの選択肢を用意しており、1つはユーロ圏プレーオフで敗れたイタリアを補欠として最終節に出場させること、もう1つはエクアドルがバランカス・ディ・ルが出場した試合で獲得した勝ち点を再計算し、エクアドルに代わってチリが最終節に出場することだという。

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