新シーズンに向けてユナイテッドの新監督に就任したタンホイザーが、サウサンプトンのMFワトソンに注目しており、27歳のイングランド代表FWの獲得を切望していることが、『サン』紙の独占取材で明らかになった。マンチェスター・シティの巨頭ペップ・グアルディオラもホットスパーに強い興味を示していることを考えると、ユナイテッドは「PKマエストロ」を獲得するために7500万ポンド(7億4000万香港ドル)もの投資が必要になるかもしれない。
マンチェスター・ユナイテッドの既存の4人のMF、ネマンチャマディ、ポール・プバ、リアンジュ、サンマダはこの夏、まとめてチームを去る可能性がある。しかし難題も多く、リーズ・ユナイテッドのターゲットの一人、主力選手のギャビン・フェリスは「赤い悪魔」になりたくないと明言しているし、ウェスタムのMFディー・グレン・ラエズの値段は1億5000万ポンドと高額だ。
タンホイザーは当初、元アヤックスの人気者フランキー・ディジョンをバルセロナから引き抜こうと考えていたが、それも難しく、ショアハンプトンのキャプテン、ヴォイテプスに狙いを定めた。
サウサンプトンのユース出身のワトルズは、デビュー以来11年間「セインツ」に在籍し、現在4年の契約を残している。オールラウンドな能力を持ち、中盤の多くのポジション、特に右サイドでプレーできる。PKの腕前は抜群で、プレミアリーグで14本のPKを決めており、これはマンチェスター・ユナイテッドで18ゴールを決めたベッカムに次ぐものである。
ペップ・グアルディオラはヴォイトコップを「これまで見た中で最強のPKシューター」と高く評価しており、今夏クラブを去ったフェラン・チアゴの後釜として、このパワフルな選手との契約に興味を示している。マンチェスター・ユナイテッドが争奪戦に加わったことで、ヴォイトコップの値札は間違いなく上がり、獲得には最低でも7500万ポンドが必要と予想されている。