最近のウェスタムはヨーロッパリーグに力を入れており、リーグ戦は残り4試合しかないにもかかわらず、4位との勝ち点差はすでに8。来シーズンのUEFAヨーロッパリーグ出場権を確保するためには、ヨーロッパリーグ優勝の道を突き進む方が賢明かもしれない。ヨーロッパリーグ準々決勝の第1レグで敗れたハマーズだが、第2レグでは挽回のチャンスがある。
というのも、オグボンナとイサディオプが早々に退団し、新しくフィットネスに目覚めたゲルツマもフィットネスを欠き、チチャ・ダイソンは出場停止でプレーできない。数日後に迫ったヨーロッパリーグのセカンドレグに備えるのはもちろんのこと、守備を固めるのも一苦労だろう。チャロ・パオユン、ミシャリー・アントニオ、ディ・グランレは今シーズンの残りを棒に振る可能性が高く、チームの弱体化はさらに進むだろう。
対照的に、今季のアーセナルには欧州でのプレッシャーがなく、1週間に2試合というジレンマに直面することもほとんどない。成績は安定しないものの、選手たちはおおむね好調を維持している。最近はエレニが中盤で活躍し、マルティン・オルディガート、ブカヨサカ、イメルビが好連係を見せ、ニキディアのポジショニングとボールコントロールの技術もなかなかのものだ。チェルシーとマンチェスター・ユナイテッド相手に、アーセナルは良い競争力を発揮し、なんとか勝利を収めた。今夜、同じように強力なウェスタムと対戦するアーセナルには、相手が気を抜いているときに勝率を上げるチャンスがある。