フェリペ・コウチーニョは1月、バルセロナからアストン・ビラへのレンタル移籍でプレミアリーグに復帰し、当初はゴールとアシストで目を見張る活躍を見せたが、すべては一瞬の出来事だったようだ。29歳のブラジル代表FWはここ5試合、ゴールもアシストもなく、フィールドから姿を消すほどのスランプに陥っている。アストン・ヴィラの指揮官シェラットは、この夏の元リバプールのチームメイトとの契約を諦めたのかもしれない。

コウチーニョはアストン・ビラでのデビュー戦でマンチェスター・ユナイテッドのゴールにシュートを決めるなど、最初の8試合で4ゴールを挙げた。レスター・シティ戦では、79分間フル出場したにもかかわらず、ボールに触ったのはわずか24回、ゴールへのシュートはゼロ、脅威となるようなパスも生まれず、8回もボールを奪われるという最低のパフォーマンスだった。

もともとアストン・ビラは今夏、彼を買い取るつもりだったが、バルセロナが提示した4000万ユーロの移籍金がビラを思いとどまらせた。コウチーニョが振り出しに戻ったことは言うまでもないが、ビジャは当然、再び彼を買い取ることは考えず、来シーズンもコウチーニョはバルセロナに戻り、厄介なシーズンを送ることになると予想されている。

実際、コウチーニョの調子の落ち込みは、ビジャ全体の不振の縮図に過ぎない。チームはこのところプレミアリーグで4連敗を喫し、最終戦でレスター・シティと0-0の引き分けに持ち込んで初めて調子の低下に歯止めがかかった。指揮官シェラットが監督就任後、チームを立て直しに導いたものの、結局は持続できず、コウチーニョの運命も山あり谷あり。

13ヒット曲 コレクション

関連している