4月24日夜、横浜マリノスはAFCチャンピオンズリーグの準決勝で蔚山HDを迎え撃った。120分にわたる両チームの激闘は3-3の引き分けに終わり、最後のPK戦では横浜マリノスが5-4で勝利、合計スコア8-7で蔚山HDを退け、アル・アインと決勝のタイトルをかけて戦う、チーム史上初の決勝進出を決めた。
横浜マリナーズは13分、蔚山のバックラインのミスから植木旭が低い弾道のシュートを決めて同点に追いつくと、その8分後にもヤン・マテウスのアシストからロペスがスイングシュートを決めて2-1と逆転に成功する。30分には上地旭のアシストでナム・テヒが2得点を決め、横浜マリナーズが3-1とリードを広げた。しかし、蔚山のコーナーキックをサレスがヘディングでゴールに押し込み、スコアは2-3に。
39分、横浜の上島慧志がペナルティエリア内でハンドボールの反則を犯し、PKとレッドカードで退場となった。横浜マリナーズは1人少ない10対11という厳しい状況に立たされた。しかし、蔚山の外国人FWボジャニッチがチャンスをつかみ、PKを決めて3-3の同点に追いついた。
試合は互いにゴールが吹っ飛んだ状態で再開。大事な延長戦では、横浜マリナーズがプレッシャーに耐え、PK戦に持ち込んだ。結局、横浜マリナーズがPK戦で蔚山HDを5-4で破り、AFCチャンピオンズリーグ決勝進出を決めた。この試合での植木旭の活躍は特筆に値するもので、彼の2ゴールがチームの勝利の重要な土台を築いた。