パリ・サンジェルマンの若手MFハビ・シモンズは、来夏にはパルク・デ・プランスに別れを告げることになるかもしれない新星である。
パリはまだシャビ残留のプランを決定していないが、シャビの移籍劇が始まろうとしていることは間違いない。シャビとの契約はあと2年で切れるが、延長の目処は立っていない。
プレミアリーグとリーガ・エスパニョーラの両チームがシャビを注視していると報じられているが、ドイツのレッドブル・ライプツィヒは、資金力に限りがあるにもかかわらず、シャビのポテンシャルに自信を持ち、レンタル移籍から正式契約への移行を狙っている。
バイエルン・ミュンヘンやボルシア・ドルトムントといったブンデスリーガの強豪も遠く及ばず、高額年俸の魅力を捨てている。アーセナル、バルセロナ、リバプール、レアル・マドリードといったイングランドの欧州トップクラブも、ハーヴェイを将来の補強ターゲットと見ている。マンチェスター・ユナイテッドのような巨人も密かに注目している。
しかし、シャビの今後の方向性は、パリの監督エンリケとの関係にも左右される。エンリケがシャビを引き留めるために戦術を調整したり、シャビがベンチ入りを快諾したりすれば、パリでプレーを続けられるかもしれない。
シャビの移籍金は少なくとも8000万ユーロと予想されているが、この数字は今後数ヶ月のパフォーマンスや怪我によって変動する。直近のリバプール戦で負傷したシャビは、来年1月に復帰する見込みで、そのときのフィットネスとパフォーマンスが移籍の見通しに直接影響することになる。