ポルトガルの大手メディア『A Bola』は、リーガ・エスパニョーラの強豪FCバルセロナが、ベンフィカのスペイン人左サイドバック、アルバロ・フェルナンデスを獲得候補に挙げており、来夏の移籍市場で獲得に動く予定であることを明らかにした。一方、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドも、ライバルよりも先にこのスター選手の獲得に乗り出したいと考えているようだ。
月21日に行われるチャンピオンズ・リーグの試合が、この移籍の可能性について両クラブが綿密な話し合いを持つ重要な場面になる可能性があると報じられている。アルバロ・フェルナンデスの類まれなプレーは、多くの欧州トップクラブの目を引いている。
マンチェスター・ユナイテッドでは、アモリム新監督の指導の下、チームとしての巻き返しを図るため、シーズン前半戦の不振を踏まえて補強のペースを上げている。左サイドバックの獲得は新監督の優先事項となっており、アルバロ・フェルナンデスはその候補の一人である。ユナイテッドはベンフィカとの契約に1700万ポンドの買い戻し条項を残していると言われており、この争奪戦に若干のアドバンテージを加えている。
バルセロナは今のところ、左サイドのDFの獲得に躍起になっているわけではないが、アルバロ・フェルナンデスの印象的なパフォーマンスは、彼らの興味をかき立てている。さらにレアル・マドリードも、欧州サッカー界の新星となった若きDFの成長ぶりを注視している。
アルバロ・フェルナンデスの移籍金は、およそ4200万ユーロと言われている。このスペイン人ディフェンダーは、かつてユナイテッドのユースアカデミーで最も有望な若手ディフェンダーの一人だったが、前ボスのテン・ハガーの下ではあまり出場機会に恵まれなかった。昨年の冬、ユナイテッドは彼をベンフィカにレンタルし、今ではポルトガル・プレミアリーグで最高の左サイドバックの一人となり、その価値は徐々に認められつつある。
アルバロ・フェルナンデスは安定した守備と積極的な攻撃参加で、今シーズンは複数の欧州の強豪チームから争奪戦の的となっている。移籍市場が近づくにつれ、この争奪戦は間違いなく激化するだろう。