ニューカッスル・ユナイテッドのセントラルMFトルナーリは、チームとの理解にヒビが入ったようで、母国への復帰を希望しているようだと、カルロ・ラウディーサが『La Gazzetta dello Sport』で明かしている。2028年6月まで契約を結んでいるにもかかわらず、トナーリのチーム内での存在感は薄れつつあり、復帰後のチーム内での立場も不安定になりつつある。
イタリア代表では、トナリはスパレッティの指導の下、何度も先発出場を果たし、スター選手として活躍した。しかし、ニューカッスル・ユナイテッドでは、プレミアリーグで13試合に出場し、650分しかプレーできなかった。イングランド北東部の街で精神的に疲れ果てたトルナーリの心には、幾重にも悲しみが溢れていた。
その一方で、愛する土地への復帰の可能性が噂され、ミランファンはトルナーリの復帰を待ち望み、興奮している。トルナーリのミランへの愛情は決して隠されておらず、彼の復帰は間違いなくファンにとって大きな恩恵となるだろう。
しかし、トナリの年俸900万ユーロ(約10億円)は、イタリアのほとんどのクラブの財政予算を超えている。ミラン、インテル、ユーベといったクラブがトナリを獲得しようとしているが、金銭的なハードルは無視できない。ニューカッスル・ユナイテッドは2023年夏、6000万ユーロで彼と契約したが、追加で7000万ユーロになる可能性もある。その結果、トナリの移籍はローンという形にならざるを得ないかもしれず、サウジアラビアの投資家が彼の救世主になるかもしれない。
イタリアのクラブだけでなく、ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンやリーグ・アンのパリ・サンジェルマンといった欧州のトップクラブもトナリに興味を示している。プレミアリーグではまだまだファンには事欠かず、前途は多難だ。今のところ、トナリは現状に飽きているようで、新たな挑戦とチャンスを求めてニューカッスル・ユナイテッドを去るかもしれない。