上海ハーバーのAFCチャンピオンズリーグでは、代表ストライカーのウー・レイをはじめ、ディフェンスの柱であるチャン・リンミャオ、外国人助っ人のチタディーニらが負傷で欠場するなど、全力を出し切れなかったが、それでもチームは34ゴールを挙げ、中国スーパーリーグのゴールデンブーツを獲得した。
蔚山HDとのアウェー戦に臨んだ上海港の先発メンバーは、GK1番・厳俊玲、DF2番・李安、4番・王申超、13番・魏震、20番・楊志淵、MF32番・李秀才、8番・オスカル(ストライカー)、ベンチには10番・バルガス(ストライカー)、16番・徐信(68分に9番・グスタボと交代)、30番・羅文俊(36分に19番・王震超と交代。))、30番ウィリアム・ポープ(フォワード)。
また、12番チェン・ウェイ、25番ドゥジャ、6番蔡慧康、23番フー・ファン、31番バオ・シメン、33番リウ・チュルン、37番チェン・シューファン、45番リウ・シャオロンも補欠リストに含まれている。
イングランド・プレミアリーグのチェルシーでプレーした元ブラジル代表のオスカルが、中国スーパーリーグで20アシストを記録してアシスト王に輝き、この試合でも3アシストに貢献したことは特筆に値する。アルゼンチン人ストライカーのバルガスは、スペインのリーガ・エスパニョーラでの経験を生かし、ハットトリックを達成。後半には1-2に追いついたものの、最終的には3-1で上海港が勝利を収めた。
この勝利で上海港はAFC東アジアチャンピオンズリーグの8位に浮上し、ジョホールバル、上海申花、山東泰山、タイの強豪ブリラム・ユナイテッドと勝ち点7差という微妙な状況になった。
それどころか、光州FCは韓国Kリーグで降格の危機にあるにもかかわらず、AFCエリートリーグに出場している。決勝トーナメントでは、交代出場の外国人FWアサニただ1人が決勝ゴールを決め、光州FCはホームで上海申花を1-0で下し、勝ち点12で2位につけている。この試合に勝てば、早々にベスト8を確定させ、ノックアウト・ステージ進出を決めると見られている。
注目すべきは、上海ハーバーの3人の負傷者、ウー・レイ、チャン・リンミャオ、チタディーニは引き続き欠場する見込みで、リ・アンはレッドカードで出場停止となる。光州FCは、アサニとミケル・タザーが上海に帯同しなかった。
では、光州FCはホームの上海港で逆転できるのか?楽しみに待とう。