月6日、北京時間の夕暮れ6時、AFCチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグが中国のファン待望の一戦としてキックオフされる。山東魯能泰山は横浜マリノスをホームに迎える。
AFCチャンピオンズリーグのノックアウトラウンドは第2ラウンドに入り、どの試合も生死を賭けた戦いのようなもので、特に横浜マリナーズはチーム全体が並外れた強さを持っているため、まずホームで勝てるかどうかが極めて重要である。もしホームで勝てなければ、山東魯能が日本で逆転する望みはない。
横浜マリノスは山東魯能とは古くからのライバルである。両者はAFCチャンピオンズリーグで4度対戦し、互角の戦績を残している。しかし、過去2回の対戦では、魯能は勝利することができなかった。従って、次のAFCチャンピオンズリーグ準々決勝では、山東魯能は高い警戒心を維持しなければならない。
実際、山東魯能はAFCチャンピオンズリーグと中国スーパーリーグで2連勝、AFCチャンピオンズリーグでは川崎フロンターレに4対2で勝ち、中国スーパーリーグの開幕戦では長春亜泰に4対1で勝ち、チームの士気を大いに高めている。クレサン、カザイシュビリ、ジャドソンという3人の外国人はいずれも活躍し、かつて批判されたパトも奇跡的に調子を取り戻した。この4人の外国人助っ人の安定したプレーで、チェ・ガンヒ監督は「どんなことにも対応できる」と言えるだろう。
しかし、山東魯能が横浜マリノスに勝利するカギを握るのは、上記の4人の外国人選手ではなく、遅咲きの成熟した地元出身のMFである。エバーグランデでプレーしていた頃はあまり注目されなかった李源義である。年齢を重ねるにつれ、李源の技術と戦術レベルはますます磨きがかかっている。守備でのインターセプトや素早いスティールだけでなく、ボールコントロールの技術も抜群。ボールを持っての突破力はチーム屈指だ。モイセスの退団後、崔康熙は李源義をチームの中盤の新センターに据えた。最初の2連勝で、李の中盤での組織力と柔軟性は外部からも称賛されている。
データによると、AFCチャンピオンズリーグの最初の7試合で、李源義は魯能の1ゴール1アシストに貢献し、その攻撃効率は外国人助っ人に匹敵する。AFCチャンピオンズリーグでの傑出した活躍で、李源義はアジアカップの公式ブログからも賞賛を受け、中国代表入りを強く推薦された。したがって、李源義は間違いなく崔康熙監督の重要な育成対象になるだろう。李源義が良いプレーをしてこそ、山東魯能の中盤のコントロールと攻撃の効率は効果的に保証される。
結論から言えば、山東魯能と横浜マリノスの一戦は、4人のエース外国人ではなく、徐々に頭角を現しつつある地元選手によって決着がつくかもしれない。このエキサイティングな対決がどうなるのか、楽しみに待とう。