2月に入り、中国スーパーリーグの各チームの準備の雰囲気はますます緊張感を増している。特に、ウォームアップ・マッチは同じ会場での冬季トレーニングの恒例行事となっている。2023年のスーパーリーグ・チャンピオンであるハーバーは、マスカット新監督の指導のもと、3試合連続でウォームアップ・マッチで好成績を収めている。
ハーバーのウォームアップ・マッチ3試合は、徐源寶監督率いる上海の2005-2006オール・カマーズ・チームを4-0で下し、深センのユース・チームを7-1で粉砕、青島西海岸を8-3で下した。特筆すべきは、このウォーミングアップマッチの3試合目が120分にも及んだことで、スコアとは裏腹に、中国スーパーリーグの新参チームと王者との力の差が浮き彫りになり、また国際的な選手の不在が反映されたことだ。2月に入り、ハーバーの現在の外国人選手はチームに復帰し、新しい外国人助っ人も加わり、ラインナップはますます充実し、大幅に強化されている。
ハーバーの3試合のウォーミングアップでは、中心選手のオスカーが特に好調で、新シーズンのタイトル防衛に自信を深めた。広州での冬のトレーニングの後、ハーバーは海口に移動し、準備の第2段階をスタートさせた。2月4日、ハーバーは海口で亜泰(ヤタイ)と135分の中堅戦を行なった。
試合開始早々、ハーバーが中盤の主導権を握り、屋台を受け身に追い込んだ。国際色豊かな選手が戻ってきたマスカットは、433と4231のフォーメーションを柔軟に切り替え、ハーバーの戦力的優位は明らかだった。第1ピリオド終了時、ハーバーの1点リード。第2ピリオド、両チームとも布陣を若干入れ替え、試合はさらに拮抗したものとなったが、ハーバーが与えられたチャンスを確実につかみ、リードを2点に広げた。
第3ピリオドでは若手選手の割合が増え、両者の激しいバトルが繰り広げられたが、どちらも相手を突破することはできなかった。結局、ハーバーが屋台を2-0で下し、2024年デビューのウォームアップ4連戦で攻撃を継続させた。一方、アテネオは今季のウォームアップ6試合で2勝1分け3敗。チェンヤン監督は、現状を把握し、さらなる調整を必要としている。