アジアチャンピオンズリーグと同時に女子アジア大会が開幕し、中国女子サッカーチームは日本女子サッカーチームと対戦、山東泰山は横浜マリナーズと激突した。注目すべきは、山東泰山と横浜マリナーズの試合がAFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第2戦であることだ。もし泰山が2連勝すれば、AFCチャンピオンズリーグのグループステージ突破の可能性は大きく高まる。横浜マリナーズは現在Jリーグで2位につけており、侮れないが、泰山はホームの利点を生かして勝利を狙うだろう。
先発メンバーを見ると、泰山は4人の外国人を起用した。フェライニを筆頭に、クレサン、モイゼスが続く。守備面ではジャドソンが後衛を固め、国内組は外国人選手の中でもトップクラス。ブラジル人ストライカーのパトとフェルナンドは今のところベンチ入りしている。一方、横浜マリナーズは、AFCチャンピオンズリーグのアウェーゲームで、元中国スーパーリーグの外国人FWロペスら主力が出場せず、交代要員のみの布陣だった。
試合開始37分、横浜マリナーズが均衡を破る。エルベがボックス内に侵入し、ディフェンスを突破して王大礼のディフェンスと対峙すると、巧みなパスでボールを中央に運び、平田水沼がそのチャンスを捉えて無人のゴールネットにシュートを決め、横浜マリナーズが山東泰山に1-0とリードを広げた。
後半49分、横浜マリナーズがさらにリードを広げる。素早いカウンターアタックを仕掛け、ピッチ中央でノーマークだったナム・テヒに正確なパスが通ってゴール。しかし、VARが介入し、ナム・テヒはオフサイドと判定され、ゴールは無効となった。その直後、泰山のコーナーキック攻撃中にフェライニがペナルティーエリア内でつまづいたが、主審はPKを宣告せず、VARがフェライニがファウルで倒れたかどうかを長時間チェックし、結局PKを与えなかった。このPKは物議を醸した。
後半、泰山はパトとフェルナンドを投入して攻撃を強化しようとしたが、横浜マリナーズのカウンターが鋭く、チャンスは少なかった。試合終了間際の87分、泰山はレイサンのヘディングシュートがクロスバーに当たり、ゴールに入らず、同点に追いつかれそうになった。結局、泰山はホームで横浜マリナーズに0-1で敗れ、AFCチャンピオンズリーグでの2連勝はならなかった。現在、泰山は中国スーパーリーグで最高のチームのひとつであるが、日本リーグの強豪のローテーション・メンバーを相手に優位に立つことはできなかった。私たちはこのギャップを直視し、自分たちのサッカーの旅路はまだ長い道のりであることを認識するしかない。一方、泰山にはまだ優勝のチャンスがある。