シーズン当初、北京国安はファン・ハオやリー・レイといった地元のエリートや、アデミやデ・ソウザといったヨーロッパ人選手を迎え入れた。しかし、リーグ戦も残り3戦となった今、国安は中国スーパーリーグで上海申花に次ぐ5位につけており、AFCチャンピオンズリーグの出場権を争う上でも心配な状況だ。

チームの成績不振により、国内組のナイ・ビジャン、ガオ・ティアニー、ファン・ハオが代表を辞退せざるを得なくなり、国安のメンバーローテーションにかなりの影響が出ている。外国人助っ人の面では、アデミがチームを離れ、デ・ソウザが負傷帰国し、新加入のデ・ブルイネとダブローの2人はヨーロッパにレンタルされ、国安が抱える外国人助っ人は3人だけとなった。外国人助っ人の戦力低下が、国安の不振の重要な理由であることは間違いない。

アデミとデ・ソウザは来シーズン、国安に別れを告げることになる。チームを強化するため、国安は新たな外国人助っ人の獲得に乗り出すだろう。サッカー黄金時代の崩壊を背景に、中国スーパーリーグのチームがハイレベルの外国人助っ人を見つけるのは難しくなっている。昨シーズン、国安の李明総監督は自ら外国人助っ人を選んだが、結果は満足のいくものではなかった。今回、国安は発想を転換し、中国スーパーリーグで好成績を残した外国人助っ人を探すかもしれない。

山東泰山でプレーするブラジル人外国人FWモイゼスが、国安のターゲットになる見込みだ。昨シーズン、中国スーパーリーグのアシスト王に輝いた36歳のモイゼスは、泰山の中盤の中心選手。年齢的な要因で泰山は契約延長を断念するかもしれないが、国安は彼を獲得すると見られている。モイセスの加入は国安の中盤に新たな活力をもたらし、攻守両面でチームを助けるだろう。

モイゼスは中国スーパーリーグ(CSL)で豊富な経験を積み、CSLチームの戦術を熟知している。彼の加入は、国安が迅速にチームのシステムに溶け込み、プラグアンドプレイ効果を実現するのに役立つだろう。ここ数年、国安は外国からの援助問題が頻発し、李明総監督もファンから疑問視されている。一部のファンは、クラブの上層部が李明を解任しなければ、国安の成績は低下し続けるとさえ考えている。

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