北京時間9月15日、中国スーパーリーグが開幕する。中3日で第25節が行なわれるが、上位8試合の中で北京国安と浙江が最も注目されるのは間違いない。上海の2チームはランキングは上だが、どちらも大なり小なり困難に遭遇している。
このラウンドでは、4位タイの北京国安と5位の浙江が頂上決戦を行う。勝ったほうが3位以内に躍り出る可能性がある。アウェー3連戦の初戦となる浙江にとっては、難敵が目白押しだ。その直後にはAFCチャンピオンズリーグのブリラム戦が控えている。
上海申花にとっては、朱成傑、姜昇龍、戴偉軍といった中心選手がアジア大会代表に招集され、戦力がダメージを受けている。アウェーで調子を取り戻しつつあるチームに挑む河南は、総合力が大幅に低下しているだけに、抵抗するのは難しいだろう。負ければ、泰山に置いていかれるだけでなく、すぐ後ろにいる国安や浙江に抜かれる可能性もある。
最近の代表チームのウォームアップ・マッチでは、先発メンバーが連続して先発し、その結果、フィジカル的なリザーブにダメージを受け、フォームやマインドの調整に課題を残す結果となった。代表戦の前日まで、AFCチャンピオンズリーグのプレーオフを含めても4試合連続で勝てなかった。今節の長春亜泰戦も同様に厳しい戦いだ。
そのほか、山東泰山と青島海牛は済南で "斉魯ダービー "を戦い、中盤の核を失った武漢三鎮はAFCチャンピオンズリーグデビュー戦で残留するかどうか思案中の滄州ライオンズの挑戦を受ける。降格組の深セン、南通紫雲、大連人民の3チームは、このラウンドでそれぞれ梅州客家、成都栄城、天津金門虎に挑むが、それぞれの勝利が降格への重要な一歩となるかもしれない。