上海ハーバーに3連敗し、中国スーパーリーグ(CSL)順位表のリードはわずか9ポイントに急落した。スーパーリーグは残り6戦となり、タイトル獲得の行方は再び不透明になってきた。
好位置につけていた上海は、山東魯能の終盤の躍進によってタイトル獲得への望みが再燃した。このプロセスの主な責任はハビエル・ヘッドコーチにある。もし彼が直前のメンバー変更にこだわり、あえて交代枠を使わなければ、おそらく上海の先発メンバーは連戦の疲れもなく、後半に突然崩れて連敗を喫することもなかっただろう。
実際、中国スーパーリーグでは、上海港のベンチは豪華な布陣である。しかし、ハビエルはそんな強力なベンチメンバーをどうすることもできず、先発メンバーにこだわった。
今シーズン、上海港チームには3人の並外れた強さを持つ国際的な選手たちがおり、主力になる資格は十分にあるのだが、ハビエルは彼らを見て見ぬふりをし、長期にわたって彼らをコールドプレートに入れてきた。ハビエルのやり方は、間違いなく資源の無駄遣いである。
ハビエルが見落としている3人の国際選手は、ユー・ハイ、リ・シェンロン、ウェイ・ジェンである。ユー・ハイはすでに36歳だが、まだまだ元気で、守備も攻撃もこなせる。全試合をサポートすることはできなくても、後半30分をプレーすることは問題ないだろう。しかし、中国24戦の後、ハビエルはユ・ハイに交代出場のチャンスを与えただけで、上海で行われた韓国戦では、かつてのサッカー代表の英雄がセットアッパーに成り下がり、悲しくなった。
ホームグロウン・センターフォワードの李昇龍は、今シーズンも輝きを放っている。中国スーパーリーグでの出場はわずか6試合、先発は2試合だけだったにもかかわらず、上海ハーバーでは3ゴールを挙げ、中国スーパーリーグで最も効率よくゴールを決めた。しかし、ハビエルはいまだに李昇龍を信頼していない。
最後に寒空の下に取り残された国際的な選手は、若きディフェンダー、ウェイ・ジェンだった。ウェイ・ジェンは長身で体格の良いアタッカー兼ディフェンダーであり、中国男子サッカーチームにも何度か選ばれている、地元の若手ディフェンダーの中でもトップクラスの選手である。しかし、あまりに優秀なウェイ・ジェンは、ハビエルの目になかなか映らなかった。中国オーバー24戦の後、彼は忘れられたかのように3試合しか先発できなかった。
ハビエルが上記の3人の国際的な交代要員をフルに活用できていれば、上海港のシーズンがこれほど浮き沈みすることはなかったと言っても過言ではない。