2023年CFAカップのトップ8入りをかけた熾烈な戦いが繰り広げられる中、8月31日の夜、2つの重要な試合がファンを視覚的に楽しませた。山東泰山はアウェーで国安と戦い、1対1の引き分け、延長戦では0対0、PK戦では5対4というスリリングな勝利を収め、青島シーボーイズは南通紫雲に3対0で勝利し、その強さを見せつけた。
今大会で最も注目されたのは、国安と山東泰山の一戦だった。山東泰山は試合開始わずか9分、鄭成功の左足シュートがゴールポストを直撃し、危うく突破されるところだった。その直後、李淵が2つ目の落下点を巧みにとらえ、無人のゴールにボールを蹴り込み、山東泰山1:0の夢のスタート。しかし15分、国安チームの姜祥業が高速突破で同点に追いつく。
試合は後半に入り、両者は一進一退の攻防を繰り広げたが、レギュラータイムで勝敗を分けることはできなかった。国安のスアレス・ヘッドコーチは同点ゴールの後、感情を抑えきれなくなり、山東泰山のベンチに駆け寄って祝福するという、なんとも理不尽な行動に出た。37分、山東泰山はコーナーキックを得ると、モイゼスのシュートはゴールポストに阻まれ、さらにクレソンのシュートはオフサイドに吹っ飛ばされた。
マニング主審はこの試合で14枚のイエローカードと1枚のレッドカードを提示し、モイセスとクレッソンに対するPKは双方の不満に火をつけた。延長戦では、モイゼスの強烈なシュートが李磊にブロックされたが、マニングはペナルティ・コーナーを吹かなかった。結局、PK戦の末、山東泰山が5対4で勝利し、準決勝進出を決めた。
特筆すべきは、昨シーズンのAFCカップで山東泰山が決勝で浙江を2対1で下して優勝したことだ。今シーズンは中国スーパーリーグで山東泰山が2位、上海申花が3位となり、両チームとも準決勝に進出した。このまま順調に勝ち進むことができれば、今シーズンのF.A.C.P.A.カップ決勝は、再び中国スーパーリーグ2位と3位のチーム同士の対決となるかもしれない。