スーパーリーグ第2節が再開され、前節アウェーで王者を破った上海港は、新シーズン初のホーム戦、そしてスーパーリーグ初出場を上海汽車浦東足球場で迎えた。相手は強豪深センのチームだった。試合開始早々、上海港のセンターバック、姜光泰が正確なシュートで先制。しかし流れは変わり、後半開始直後に姜広泰が戦術的ファウルでレッドカードを提示された。
それでも上海港の外国人センターフォワードが間一髪でスコアを2-2に戻したが、1人余っていた深センは84分に同点に追いつき、逆転まであと一歩のところまで迫った。この決定的な場面で、31歳のストライカー、呉磊がステップアップし、80メートルの長距離走を終えると、冷静にボールを無人のネットに突き刺し、チームの勝利に貢献し、上海汽車浦東足球場での開幕戦は成功裏に幕を閉じた。
1991年11月生まれの身長1.74メートルの江蘇省南京市出身の呉磊は、上海原柏サッカーアカデミーの誇りだ。14歳の時に華麗なゴールでプロデビューを果たし、AFCチャンピオンズリーグではチームとともにプレーした。統計によると、呉磊は上海港在籍中に182ゴールを挙げ、チーム史上最高の得点王となった。2018年には、チームの中国スーパーリーグ(CSL)優勝にも貢献し、CSL得点王の栄冠に輝いた。
2019年1月、呉磊は中国スーパーリーグ最高の選手としてリーガ・エスパニョーラに渡り、エスパニョールを代表して126試合に出場、16ゴール6アシストと貢献し、バルセロナをはじめとする世界トップクラスの強豪を突破した。昨シーズン半ばに中国スーパーリーグに復帰した呉磊は、すぐに調子を取り戻し、12試合で11ゴールを挙げ、並外れた強さを見せつけた。
新シーズンに入り、呉磊の調子がまだ熱い。最初の2試合では1人で3ゴールを決め、好調を維持している。試合終了間際、彼はまだ脅威を生み出し続けることができ、これは間違いなく代表チームにとって朗報だ。現在、呉磊の代表チームの得点数は27ゴールで、歴代得点王まであと2ゴールに迫っており、今年のサッカー代表チーム史上最高の得点王になることが期待されている。