李平康1991』の情報公開によると、中国スーパーリーグ(CSL)クラブの要職にあった幹部が謎の失踪を遂げ、すでに海外の片隅にその姿があるという。同時に、捜査に協力したクラブ幹部も短期間の釈放の後、祖国からの逃亡を選んだ。
この嵐の中、中国サッカー界の反ギャンブル、反三国同盟作戦は本格化し、戦線は明確になっている。湖北省側は率先して、サッカー協会(FA)の幹部やクラブ幹部を標的にし、元サッカー日本代表監督の李鉄とそのアシスタントたちはその影響から逃れられなかった。FAの陳秀源会長、劉毅前秘書長、陳永良国家主管部長をはじめ、多くの要人が渦中に巻き込まれている。
一方、遼寧省の調査はギャンブル問題に焦点を当て、神華、泰山、南京、四川九牛など多くのチームの選手が事故の主人公となっている。深圳サッカークラブの丁勇総監督らは、事件には関与していないものの、事故後も厳重に監視されている。
当局が中国サッカー界の腐敗を取り締まることを、関係筋が明らかにした。李平康1991』によると、逃亡したシニアクラブのオーナーは、現在の苦境を前に、もはや戻るつもりはないと海外で語ったという。
フットボール界に激震が走るなか、事故が判明している関係者以外にも、多数のクラブ幹部が支援捜査の対象となった。そのうちの1人の幹部は、捜査終了後に釈放されたが、そのオーナーの跡を継いで逃亡の道を選んだ。