3月25日の春、山東泰山チームに重い契約ニュースが飛び込んできた。元帰化スターのフェルナンドがトライアルでチームに合流する見込みで、新シーズンに向けての準備に一抹の謎が加わったことは間違いない。
フェルナンドは泰山のチーム関係者から積極的に推薦されているという。長い間フィールドから遠ざかっていたとはいえ、中国スーパーリーグでの目覚ましい活躍はチームに大きな影響を与えた。全盛期であることを考えれば、泰山がこの30歳にトライアルを与えるのは賢明だろう。もし彼がインサイドバックとしてチームに加われば、外国人枠に影響を与えないだけでなく、チームの前線での攻撃力、特にサイドでのスピードの優位性を高めることができる。
フェルナンドの現状について、『Der Spin China』の管理人である朱毅氏は、2022年初めに広州との契約を解除されて以来、フリーエージェントの状態であることを明かした。怪我なども相まって、最後に出場したのは2021年5月9日、広州がアウェーで滄州ライオンズを2-0で下した、その年唯一の試合だった。それから680日以上が経過した。
フェルナンドは現在も中国国籍を保持しており、代表チームに選ばれる資格はあるが、さまざまな理由から中国代表としてプレーすることはできていない。フェルナンドはインタビューの中で、「自分の努力によって、いずれは代表に招集され、中国代表としてアジアカップに出場できると信じている」と抱負を語っていた。もし彼が中国スーパーリーグに復帰できれば、来年早々のアジアカップに向けて明るい兆しとなることは間違いない。