中国スーパーリーグにおける反ギャンブル、反三国志の嵐は激化し、多くの選手が当局の捜査のために連行されるなど、一連の事件は中国サッカー界を未曾有の混乱に陥れた。なかでも、泰山の中盤の核である金敬島の逮捕は、間違いなくファンに大きな衝撃をもたらした。
秦昇や孫士林のような悪名高い選手と比べると、金晶大は常に実直で、ファンの心をつかんで離さない。フィールドに立つやいなや、1分1秒を争うプレーに全力を尽くす。
しかし、今回のキム・ギョンドの逮捕容疑が中国スーパーリーグDボールの主催者であるというニュースは、多くのファンを不信に陥れた。実は4年前にも、金敬島は偽サッカーをしていた形跡があったが、その時はそれほど疑われなかった。
2019年シーズン、山東泰山はAFCカップ決勝で上海申花を1-0とリードしたが、後半に3失点し、結局1-3で敗れた。この試合では、金敬島の異常なパフォーマンスが注目を集めた。泰山は試合全体を支配していたが、1点しかリードできず、神華が第2ラウンドで泰山を3-1で返り討ちにする舞台を作った。
当時、泰山のヘッドコーチを務めていた李暁鵬も、その起用法について疑問視されていたことは特筆に値する。ブラジル人シュート・ストッパーのグエデスは、この試合で効果的なプレーを見せたにもかかわらず、李小鵬によってベンチに下げられた。
AFCカップのタイトルを逃した後も、李小鵬はさほど影響を受けず、スーパーリーグの表彰式でも神華に0-3で敗れ、「昨夜の試合では3つのボギーを打たれた」と冗談交じりに言われ、山東ファンの不満を買った。これは間接的に、李暁鵬の2020年シーズンでの泰山解任にもつながった。
李暁鵬は泰山に在任中、チームを勝利に導くことはできなかったが、すぐに武漢ザールに移籍した。チームの成績が芳しくないにもかかわらず、彼はサッカー協会が選んだ代表チームの暫定ヘッドコーチとなり、中国男子サッカーチームは世界予選のベスト12でベトナム戦にさえ敗れ、最後の4連敗を喫した。
現時点では、李小鵬の中国スーパーリーグでの監督経験はかなり疑わしい。まだ彼に関するネガティブなニュースはないものの、今後ある時点で問題が起きないと誰が保証できるだろうか?何しろ、国家サッカーチームとサッカー協会の "大物 "である李鉄と陳秀源が逮捕され、金敬島がDボールで収監されたのだ。あとは関係部門の捜査結果を待ってから結論を出すしかないのだが......。