日本時間8月31日19時30分、中国スーパーリーグ(CSL)第12節、上海申花は大連の金州スタジアムで山東泰山と対戦した。結局、神華が2-1で山東泰山を下し、山東泰山の9連勝は突然終わりを告げ、あと1試合で武漢三鎮が首位と勝ち点4差に迫り、タイトル獲得の見通しはますます混迷を深めている。
この2ヶ月間、武漢三鎮は連勝を続け、現在12連勝中で、山東泰山と広州が持つ中国スーパーリーグ最長の連勝記録にあと一歩まで迫っている。ライバルNo.1として、山東泰山が猛追している。神華と対戦する前、山東泰山は9連勝中で、武漢の首位に挑む最も有望なチームと見られていた。しかし、他のチームが少なくとも13ポイント差で追っているため、タイトル争いは手の届かないところにあるようだ。
山東泰山はこのところ弱点に悩まされていたが、フルメンバーで戦った神華の強力な反撃に苦しんだ。孫軍浩の長距離シュートで山東泰山が均衡を破ったものの、神華は芭護と曹云鼎という2人のストライカーキラーを欠いていた。それでも劉楊の2連続PKと劉若帆の鋭いカウンター攻撃で2分間で2ゴールを決めた。
山東泰山の9連勝はこの試合で突然終わりを告げ、16節を終えて勝ち点39で2位をキープしているが、1試合消化の少ない武漢三鎮との勝ち点差は4。9月14日、山東泰山は武漢三鎮をホームに迎える。その前に、山東泰山は深センと、武漢三鎮は亜泰と滄州ライオンズと対戦する。両チームが勝利すれば、山東泰山は武漢三鎮との勝ち点差を7に縮めることができる。
武漢三鎮の現在の戦況と強さを考えれば、山東泰山が勝つのは難しいだろう。もし山東泰山が武漢三鎮に敗れれば、ライバルとの勝ち点差は10となり、優勝の行方は完全に見えなくなってしまう。山東泰山が武漢三鎮に負ければ勝ち点10差となり、優勝の行方は完全に分からなくなる。今シーズンの山東泰山の攻撃は、2試合連続で得点を奪えなかったクレサンに頼りすぎており、復帰した郭天宇は昨年のような雄姿を再現できず、守備面でもミスを連発している。