6月15日午後、上海申花のチームキャンプに朗報が飛び込んできた。1ヶ月以上の閉鎖的な隔離生活を経て、チーム2人目の外国人助っ人ボラーニョスがその日の正午に隔離を解かれ、チームの家族の元に戻るというのだ。ボラーニョスが早くベストフォームを取り戻せば、神華の前線火力にタイムリーな雨をもたらすことは間違いない。
実のところ、ボラーニョスは今シーズンの神華の構想には含まれておらず、予定より早く母国エクアドルに帰国していたほどだった。しかし、国際サッカー連盟(FIFA)がクラブにペナルティーを科したため、神華は一時的に準備戦略を変更せざるを得なくなり、中国スーパーリーグの新シーズンを戦うために、契約期間中はまだ中国にいたボラーニョスを緊急招集した。上海での伝染病に捕らわれたボラーニョスは、まず広州で長い検疫を受け、次に大連で7+7の検疫観察期間を経て中国に戻るという凸凹の道を歩んだ。大会会場のホテルに収容されたのは8日のことだったが、それでも1週間は隔離され、その間は外出もチームメイトとの接触も許されなかった。
規定により、ボラーニョスの検疫期間は15日正午に終了し、チームメイトと合流してトレーニングに復帰する。しかし、検疫期間の長さを考えると、復帰はもう少し先になりそうだ。チーム関係者によれば、ボラーニョスがフィールドに戻れるようになるまで、少なくともあと10~15日はかかるという。
とはいえ、ボラーニョスの復帰が神華のチームに強いエネルギーを注入したのは確かだ。エクアドル出身のボラーニョスは足元の技術に優れ、フリーキックの技術も独特だ。彼が調子を取り戻せば、神華の前線の戦術的多様性を豊かにすることができるだろう。(捜狐体育ペイ・リー)