月7日の正午、中国スーパーリーグに新規参入した武漢三鎮のホームで、遠く離れた天津金門タイガースとのユニークなウォームアップ・マッチが始まった。一見平穏に見えたこの試合、白熱した対立の中で両軍の一部の選手が感情を抑えきれなくなり、小競り合いに発展したが、火はすぐに消し止められたと報じられている。衝突の火種となったのは、金門タイガースの生え抜き選手のひとりと、三鎮の外国人助っ人のひとりが高速移動中に衝突し、双方が激昂したことだったようだが、チームメイトの説得で事態は最終的に収拾された。
新型インフルエンザの影響を受け、中国スーパーリーグの新シーズンはまだ開幕していない。そんな中、中国スーパーリーグ各チームの準備計画やウォーミングアップマッチは、程度の差こそあれ調整されている。予定されていたウォーミングアップマッチの多くはキャンセルされたが、武漢三鎮と天津金門タイガースのウォーミングアップマッチは予定通り行われた。
特筆すべきは、双方がこの試合を非常に重視し、このウォーミングアップマッチの準備に万全を期したことである。天津タイガースは戦術において三鎮の外国人選手に対して堅い守備を展開し、選手たちは監督の戦術アレンジを厳格に実行し、試合は非常に激しいものとなった。
しかし、第2クオーターが始まった直後、またしても思わぬ衝突が起こった。この衝突の原因は、金門タイガースの地元選手とスクランブルに参加した3つの町の外国人助っ人選手との間の争いだった。幸い、双方の選手のほとんどが知恵を絞ったため、チームメイトの説得で対立がエスカレートすることはなく、結局ウォーミングアップマッチは無事終了した。