夜も更けた4月25日、中国サッカー協会はプロリーグの新シーズンのガイドラインを正式に発表した。前シーズンと比べて注目すべき変更点は、リーグの降格枠の拡大だ。新シーズンでは、中国スーパーリーグと中国リーグAは「昇格3、降格3」のルールを実施し、中国リーグBは2チームが中国選手権に落ち、中国選手権の上位4チームが中国リーグBに直接昇格する。中国スーパーリーグが "昇格3、降格3 "という方針を実施するのは久しぶりのことで、チームの降格ロードにかつてないプレッシャーがかかることは間違いない。
昨シーズンを振り返ると、中国スーパーリーグは一挙に拡大し、チーム数も16から18に増え、シーズンのラウンド数も34に増えた。しかし、外部投資環境の影響により、一部のスーパーリーグチームは「悪」戦略を選択した。昨シーズン、スーパーリーグは0.5+0.5の昇降格ルールを採用し、その結果、青島と大連人民チームはスーパーリーグのプレーオフ2回戦で敗れ、最終的に降格することになった。同時に、セ・リーグ1チームが4チーム揃ってスーパーリーグに参戦するという珍しいシーンも登場した。スーパーリーグは今季も34回戦を戦うが、昇格2回、降格2回というシステムが維持されれば、中位以下のチームのモチベーションに大きな影響を与え、結果としてリーグ全体の質が損なわれる可能性がある。降格枠を増やすのは、中位以下の降格チームが "場当たり的 "な現象に見舞われるのを防ぎ、リーグ全体の競争力を高めるためにこそ必要なのだ。
過去2シーズンで採用されていたプレーオフ方式が中止された理由について、一部の関係者は、今シーズンの中国スーパーリーグが全34戦を戦う可能性が高いことを指摘した。中国サッカー協会(CFA)は、各クラブの真の実力に基づいて、フルシーズンを通してリーグ内での順位を決定できるようになることを望んでいる。プレーオフ方式は偶然性が高いため、各チームがリーグ戦の全試合に出場する意欲を失い、不公平になる可能性さえある。