北京12月15日】ブラジルのメディア『グローバルスポーツ』はこのほど、滄州ライオンズの外国人助っ人選手ムリッチへのインタビューを行い、ムリッチが滄州ライオンズとの契約解除を完了したことを明らかにした。伝染病の影響を受け、8ヶ月間家族と離れ離れになり、家族への深い慕情からブラジルへの帰国を決意したという。この決断は、中国スーパーリーグとAFCチャンピオンズリーグで大きな力を発揮したチーターにとって、中国のファンとの正式な別れを意味するものでもある。
ムリッチはインタビューの中で、家族に対する思いを次のように語っている。僕には幼い娘とまだ8歳の息子、そして妻がいる。家族と離れていると、何をやってもあまり意味がないんです」。
中国からオファーを受けたのは24歳のときで、家族と相談した結果、クラブから4年契約を提示された。"人生で最高の決断だった "と、ムリッチは初めて中国に渡ったときのことを振り返った。
ムリッチは広州恒大FCでキャリアのピークを迎え、137試合に出場して77ゴールを挙げ、中国スーパーリーグ(CSL)3冠とAFCチャンピオンズリーグ優勝に貢献し、CSL得点王と最優秀選手のタイトルを獲得した。
エバーグランデ退団後、キャリアのピークは過ぎたとはいえ、ムリッチはその強さを維持している。セントラルリーグの梅仙では20試合で16ゴール、滄州ライオンズでは22ゴールを挙げ、チームの中国スーパーリーグ復帰に貢献した。
ムリッチは当初、子供たちに中国での安定した生活を与えるため、あと数年はアジアリーグでプレーするつもりだった。しかし、伝染病の流行が彼の計画に水を差した。当初、ムリッチはブラジルから直接入国許可を得ることを望んだが、4ヶ月間待ったが無駄だった。その後、ドバイからビザを取得しようとしたが、やはり進展はなかった。
現在35歳のムリッチは家族を第一に考え、ブラジルに戻っている。キャリア後期のチーターは、キャリアの継続のためにブラジルのクラブを見つけることも望んでいる。