ヴェローナは前節1-1で引き分け、勝ち点はわずか13。しかし、ザッファーローニ新監督が就任してからは、リーグ戦5試合で2勝2分けの勝ち点8を獲得。
チームは5試合で3失点しか喫していないが、そのすべてがアウェーでのものだ。それゆえ、ヴェローナの調子は新監督の就任で著しく向上した。冬の移籍市場で、ヴェローナはイリッチやグンターといった中盤とバックの主力を失ったが、同時にMFドゥダ、セルティックのMFアビルガオ、モ軍のFWゲイジ、若手のブレイブといった重要な選手を獲得した。今夜の登録メンバーにはこれら新戦力が揃っており、ヴェローナの中盤の戦力はかなり向上している。負傷者では、ヴェローゾとファラオーニが続投し、先発左サイドバックのドイグが怪我から復帰する。
ラツィオの最大の問題は、ミッドウィークのカップ戦で基本的に先発メンバー全員を出場させながら、タスに0-1で敗れたことだ。
優勝争いから脱落セリエAとはいえ、ラツィオにはトップ4争いへの強いモチベーションがあり、戦意は充実している。しかし、ダブルマッチが1週間続き、アウェイ2連戦を戦うのはブルーイーグルスにとって難しい。加えて、インモービレの前回の負傷が筋肉疲労だったため、ミッドウィークのコッパ・イタリアでは45分しかプレーしておらず、サッリ監督はあえてチームのトッププレーヤーを酷使していない。今夜のヴェローナ訪問でも、インモービレが慎重に試合に臨むことは予見に難くない。ラツィオで最多得点を記録した選手は古巣ヴェローナの選手であり、移籍後初めてヴェローナのホームゲームに訪れるわけだが、ホームのファンは古巣の選手にブーイングを浴びせるに違いなく、選手自身のプレーに友好的ではない。