昨夜はサッスオーロを下して勝ち点40を獲得し、今夜もサッスオーロに勝てば勝ち点41となる。 勝ち点50の首位チームにとっては、今夜彼らに勝てばベターだし、そうでなければ引き分けでもミラノ・コンビとの勝ち点10以上のリードを確保できるので、まったく問題ない。ローマのほうは、一時は6位とはいえ、ナポリに勝てばインテルに並ぶことができるのだから、予選の状況は良好であり、ゲストは当然全力で臨まなければならない。言うまでもなく、この試合はサン・ダービーであり、双方のファンは非常に熱狂的だ。
試合前の記者会見でモウリーニョは、今季ナポリをタイトルに導いたスパレッティを事前に祝福した。少し大げさな褒め言葉にも思えるが、今年のミランコンビの不調を考えれば、過剰な褒め言葉とは感じない。ただ、モウリーニョの心理戦には注意が必要だ。 何しろ、スパレッティはセリエA優勝の経験がなく、ナポリの選手たちはなおさらである。 この試合にはフルメンバーで臨むが、気の緩みから勝ち点を落とす可能性には注意が必要だ。
ローマ側としては、ザニオーロの移籍が滞っており、クラブは同選手のこれまでのストライキ行為を考慮し、彼を冷遇して再雇用しない方向だ。この試合では、ローマの右サイドの先発チェリッチが出場停止で、左サイドのザレフスキが右のカメオに入り、スピナッツォーラが左ウイングバックとしてプレーする。ザニオーロ不在の場合は、ペジェグリーニがストライカーのサポートに回り、クリスタンテとマティッチが中盤でコンビを組む。現状では、ディバラは絶好調で、前線の効率はザニオーロよりもかなり高い。言うまでもなく、ローマは今シーズン、何度もセットプレーに頼って得点を決めている。