中国スーパーリーグが中断している間、上海港のオーストリア人外国人助っ人選手アルナウトヴィッチはヨーロッパリーグに備えるため、すでにヨーロッパに出発していた。しかし6月7日、ロシアの有名なスポーツサイト『sports』の速報によると、アルナウトビッチは間もなくロシア・プレミアリーグのチームに加入するという。
同紙によると、アルナウトビッチはディナモ・モスクワへの移籍を目前にしており、両者の移籍契約は合意に近づいているという。以前、ディナモ・モスクワはアルナウトビッチと移籍交渉を行っており、コムリチコをロストフにレンタルすることでアルナウトビッチを獲得する計画を立てていた。
アルナウトビッチの移籍方法は今のところ不明だ。上海との契約は2022年末までで、理論上はディナモ・モスクワが高額な移籍金を支払う必要がある。しかし、情報筋によれば、アルナウトヴィッチは上海との契約解除を交渉しており、それに成功すれば、フリーエージェントとして他のチームに移籍することになり、その結果、上海は移籍金を回収できなくなるという。
sports』というウェブサイトはロシア最大級のプロスポーツメディアで、情報の精度はかなり高い。例えば、大連の外国人助っ人選手、ロン・ドンがロシアに帰国したことをいち早く報じ、その後、大連は同選手をロシアのスーパーチームにレンタルした。今回、アルナウトビッチが中国スーパーリーグを去ろうとしているというニュースは、間違いなく人々を警戒させる。
アルナウトビッチは所属チームでヨーロッパリーグに参加しようとしているが、当初のスケジュール通りなら、中国スーパーリーグの数戦を欠場するのは確実だ。代表サッカーの日程変更により、中国スーパーリーグの日程は遅れており、再開はアルナウトビッチの復帰が見込まれる7月中旬になるかもしれないが、すべてはまだ変動要素に満ちている。
ハルクの退団後、アルナウトビッチは上海のフォワードラインの中心選手となった。ロペスが注目されなくなったことで、彼の役割はさらに重要になっている。これまで上海ホンコンで39試合に出場し、20ゴールを挙げている。しかし、移籍の噂が絶えないことは、上海にとって危険な兆候であることは間違いない。
