勝ち点6が懸かった降格争いであり、誰もこの試合で負けたくはないだろう。しかもセントDの試合が控えており、全チームが9~10日の間にリーグ戦3試合を戦うことになる。いかにボールをうまくフィールドに運び、最大限の利益を達成するかは、劣勢に立たされているチームが考えるべきことのはずだ。彼らにとって、次戦でビジターと対戦しなければならないという事実は、チームが戦略的に諦めることをほぼ宣言している。次ラウンドで対戦するチームにとっては、戦略的に見切りをつけるとほぼ宣言できる。従って、この降格争いでは両者ともベストを尽くすだろう。エバートンのセンターバック、ホルゲートと代役のMFガーナーは負傷欠場が続き、FWルウェリンも負傷欠場の可能性がある。
しかし、ホルゲイトが早々に負傷離脱したため、ランパードはカウディとタルコフスキのダブルセンターバックのコンビを組み、ルーウィンがデビューできなければ、FCからやってきたゴールキーパー、モパイがフォワードラインでチームの尖兵となる。プレースタイルとしては、小柄なモパイはローミングストライカーで、カウンターアタック向き。一方、ルーウィンは軸となるストライカーで、攻撃向きだ。特にコリンズとキルマンという2人の長身センターバックを前にすると、モパイのアドバンテージを最大限に生かすことができるだろう。グレイとマクニールという2人のウイングは、モパイのスタイルに合っている。
その結果、今日のエヴァートンのカウンター攻撃の優位性は間違いなく高まるだろう。逆にウルブズは、シーズン前半戦が終了した時点で、再び監督を交代することになっている。
ロペテギ監督就任ロペテギは、スペイン代表の監督経験者であれ、後に指揮を執ることになった監督であれ、攻撃の軸となるセンターフォワードの起用を好む。しかし、かつての人気者ジエゴ・コスタがレッドカードで出場停止となり、ウイングのラウール・シモンも不調のため、ロペテギはストライカーのクーニャをレンタルで獲得した。もちろん、彼は今日も出番がない。というわけで、今の雰囲気も相まって、エヴァートンにはホームで勝点を得るチャンスがある。