情熱的な国際的なウォームアップ・マッチが、イタリアのホームでトルコと行なわれた。両チームとも今年ヨーロッパで最も強いチームのひとつで、昨年8月に監督交代が行なわれた。この試合では、両チームともコンディショニングと戦術テストに集中する。ヨーロッパ最強チームのひとつであるイタリアの選手たちはモチベーションが高く、ホームでトルコにプレッシャーをかけるつもりだ。イタリアの最近の戦績を振り返ってみると、ホームチームは6試合で5勝1敗と好調で、特にボスコアの素晴らしいプレーはチームにとって重要な勝利を勝ち取った。
昨年8月、ヴィンチェンツォがサウジアラビアに新天地を求めて退任し、新監督のバレッティが就任したイタリアサッカー界は流動的だった。プレーオフでは惜しくも敗れたものの、就任後8試合で5勝2敗、ウォームアップではベネズエラとエクアドルに勝利している。選手たちの力量はさまざまだが、全員が全力を尽くし、今夜のホーム戦でベストを尽くすことは明らかだ。
しかし、バレッティの陣容は完璧ではない。主将のフランチェスコ・アルシャビ、MFのニコロ・チニョーロ、ストライカーのスカルビーニといった主力選手がケガで離脱し、シンド・ドネリーは賭博事件で出場停止となっている。ゾルツィーノ、ロレンツォ・ブリジッティーニ、ラスペルディーニ、カマカなど、アタランタがヨーロッパの頂点に立つのに貢献した強力な選手がいるにもかかわらず、チーム全体の戦力はまだまだ向上する必要がある。
トルコも8月に元イタリア代表のモンディ新監督を迎え、チームをクロアチアのプレーオフに導いたが、就任後8試合でわずか3勝2敗と平凡な成績に終わっている。特にウォームアップ・マッチでは、トルコ・チームは日本、ハンガリー、オーストリアに連敗し、その中でもオーストリア戦は1-6という悲劇的なスコアで敗れている。今回のトルコ代表のウォームアップマッチに対する姿勢は、イタリア代表のそれとは大きく異なっており、もしまた負けるようなことがあれば、騒動に発展しそうで怖い。