かつてリーグ1で栄光を誇ったマルセイユが、セリエAのライバル、アタランタと本拠地で対戦する。マルセイユは欧州チャンピオンの栄光を目指し、全力を尽くす。一方、アタランタは攻守両面の戦術を採用する。注目すべきは、両チームの中心的なディフェンダーが負傷で離脱していることだ。ゴール合戦になることが予想されるこの試合、ハンデ2.5が欧州の強豪同士の饗宴に最適なのは間違いない。
マルセイユは内紛が絶えず、監督も2度交代するなど、波乱万丈のシーズンを送ってきた。リーグ優勝の望みがない中、チームは戦略を決定的に変更し、チャンピオンズリーグ出場権獲得に向けてヨーロッパに焦点を移した。マルセイユは直近の6試合で3勝1分け2敗。PK戦では、この6試合で5ゴール以上を奪っている。チームの得点源であるオーバメヤンとモエ・エンバナナが何度もゴールを決めている。しかし、MFキーゲルトが出場停止でこの試合を欠場することは、チームの守備陣にとって大きな損失であることは間違いない。
一方、アトランタは常に攻撃的な哲学を持ち、特にアウェイで戦うときはその傾向が強い。欧州王者の直近のアウェイ5試合では、3得点以上を4度記録しており、その中には第1戦でアウェイのリバプールに3-0で勝利し、レッズのホームでの33試合連続無敗記録を更新した試合も含まれている。アローヘッド・シカマカはここ4試合で4ゴールと絶好調。キーパーのイシャクヒーンが出場停止とはいえ、アウェーでのアトランタの攻撃スタイルに影響はなく、いつ状況を打開してもおかしくないだけに、2.5ゴールのハンデは魅力的だ。