夜も更けた2日(火)早朝、セリエAは首位インテルがホームで降格候補のアンボリを2-0で下し、ガウディ・マルコとアレクシス・サンジスのゴールでACミランとの勝ち点差を14に広げた。これでインテルは、リーグ戦残り8試合であと4勝すれば、タイトルを手にすることができる。
両チームの実力差は大きく、インテルが絶対的な優位に立っていた。試合開始わずか5分、バストーニがペナルティエリア内に正確な斜めのパスを送ると、フェデリコ・ディ・マルコがそのチャンスを捉えてヘディングシュートを決めた。インテルは攻勢に出たが、マグス・ドゥーリンがゴール前で好機を逃し、バスティアーニが個人で狙ったシュートはポストを直撃した。ラスン・マリアンの長距離シュートは脅威となったが、インテルのキーパー、オダルがゴールを死守した。
ポゼッションが変わってからもインテルの脅威的な攻撃は続き、81分にはニコルー・バレの斜めのパスがついに実を結ぶ。デュフスが右サイドから正確なクロスを送ると、残り4分、アレクシス・サンジスがあっさりと無人のネットにボールを流し込んだ。この35歳のチリ代表FWは、セリエAでのここ4試合の出場でゴールを決めており、まだまだ健在である。
インテル・ミラノは今シーズン、リーグ戦30試合すべてで得点を決めており、これは2013/14シーズンにユベントスが記録したセリエAでの最長連続得点記録に並ぶもので、今シーズンの欧州トップ5リーグで全試合で得点を決めた唯一のチームである。加えて、今シーズンのインテル・ミラノは、リーグ戦開幕から30試合中25試合に勝利した。これは、大差でタイトルを獲得した2006/07シーズン以来、1シーズンで開幕から30試合中25試合に勝利したのは初めてのことである。