23日(火)、サウジアラビアで情熱的なセリエA決勝が夜明けに行われた。インテル・ミラノは、ストライカー、ナダルー・マルティネスの試合終了間際の決勝弾により、前回セリエA王者のナポリを1-0で下し、800万ユーロ(約6800万香港ドル)という高額賞金を獲得、ACミランに次いでセリエA史上2チーム目となる3度の優勝を果たした。
昇格を目指す上位4チームはいずれも健闘したが、この最終節では明らかにインテル・ミラノが上だった。フェデリコ・ガウディマコ、ミヒ・ダリエン、ナダル・マルティネスが立て続けに攻撃を仕掛けたが、いずれも均衡を破ることはできなかった。前半39分、インテルに絶好のチャンスが訪れる。 マガス・ドゥリンがペナルティエリア内にクロスを入れ、ナダル・マルティネスがニアでシュートを放つが、マガス・ドゥリンが先にオフサイドとなり、インテルはチャンスを逃してしまう。
試合再開直後、ナポリのストライカー、ケオ・ユニ・シュモニーが2枚目のイエローカードを累積したとしてレッドカードで退場となり、チーム状況はさらに悪化した。試合は延長戦に入り、残り1分でインテルのDFベンジャミン・ベルワルトがピンポイントのクロスを送り、ナダルー・マルティネスが勝ち越しゴールを決め、1-0の勝利を収めた。この勝利でインテルはセリエA3連覇を達成しただけでなく、1992年、1993年、1994年に優勝したACミランに次いで2チーム目となるセリエA3連覇を達成した。インテルのボス、シモン・シュチェッキは、自身の監督キャリアで5度目となるセリエAのトロフィーを掲げ、この名誉ある栄誉を最も多く手にした監督のひとりとなった。