戦争が目前に迫り、ヨーロッパリーグ予選で雌雄を決するイタリアだが、前回王者からは気の滅入るようなニュースが飛び込んできた。セントラルMFのヴェンルール・ルカディエリが負傷で欠場、同じくMFのブライアン・キスタンディ、DFのディロレンツォとアンダヤ・ガンビアソの2人も負傷で練習を休むなど、負傷者が相次ぎ、イタリアの決勝トーナメント進出に影を落としているのだ。
ヴェンヌール・ルカディエリは、セリエA最終節のカリアリ戦で2-1の勝利に貢献したが、試合後に肋骨を骨折していることが判明し、療養が必要となった。ヨーロッパリーグのプレーオフに出場できないだけでなく、セリエAの次節、インテル・ミラノ戦の出場も危ぶまれている。前回のUEFAチャンピオンズリーグでは、グループステージのスイス戦で2ゴールを挙げ、チームのキーマンとなった。彼の欠場は間違いなくイタリアチームの戦力に大きな影響を与えるだろう。
さらに不運なことに、ヴェンルール・ルカディエリの代役を務めるローマのMFブリアン・キスタンディにも負傷の疑いがあり、もし彼も欠場となれば、イタリアチームの中盤の守備は深刻な危機に直面しかねない。現在、ヨーロッパリーグ予選のグループCで、2位のウクライナと勝ち点3差の3位につけているイタリア代表は、予選突破のために、北マケドニアとウクライナとの次の試合で勝ち点を落とさないよう、全力を尽くさなければならない。