24歳のナイジェリア人スター、ビダル・オスンガムは、この夏、一時は多くのトップクラブの注目の的となった。最終的にはナポリ残留を選んだものの、両者の契約延長は合意に至らなかった。オッセンハンが要求した年俸は倍増の900万ユーロ(約74億5000万香港ドル)で、ナポリの経営陣の不興を買ったという。リヴァプールやチェルシーといったクラブがすでにこの才能あるストライカーを欲しがっている来夏、ナポリは彼を売却する可能性さえ否定しなかった。
昨シーズン、オッセンハンはナポリで39試合に出場し、31ゴールを決めた。今シーズンはここまで、セリエAで8試合に出場し、6ゴールを決めている。夏の移籍市場では、マンチェスター・ユナイテッド、パリ・サンジェルマン、サウジアラビアのクラブが獲得に興味を示していたが、ナポリの移籍金1億5000万ユーロ(約12億4000万香港ドル)が買い手候補を躊躇させた。
現在の契約があと1年半しか残っていないため、ナポリ側は新たな長期契約を結ぶことを熱望し、2億ユーロ(約16億6000万香港ドル)の契約解除金を設定している。しかしオッセンハン自身は、この金額は高すぎるし、将来の移籍の選択肢に影響を与えかねないと考えている。その結果、契約解除金の減額を希望し、年俸も現在の450万ユーロから900万ユーロへの増額を主張している。