木曜日(28日)の早朝、セリエAで驚きの逆転劇が起きた。試合前まで5戦全勝で首位の座を占めていたインテルだったが、サイドチェンジ後に2試合連続失点を喫し、最終的にはホームの不利もあって1-2でサッスオーロを破り、ビジターチームの7.75倍のコールドをはじき出した。一方、ACミランはこの試合に勝利し、勝ち点でインテルに並んだ。この勝利により、ミラン・コンビは今シーズンのタイトル争いの渦中に戻ってきた。
試合は前半のうちに延長戦にもつれ込み、インテル・ミラノの右FWドゥフェクスが強烈なシュートでチームの均衡を破り、このまま優位を拡大するかと思われたが、サイドチェンジ後に状況は急変した。54分、サッスオーロのMFニャミ・バラミがペナルティエリア右からシュートを放つと、インテルのGKエニシェマが遅れて着地し、ゴールを阻む。そのわずか9分後、ドゥヴェルネ・ゴベラルディが再びゴールを決め、サッスオーロが逆転に成功するワールドウェーブとなり、2-1のスコアラインによって、前節ユベントスを破ったサッスオーロがまたも衝撃的な大逆転劇を演出してみせた。
試合後、サッスオーロのディオニス監督は「就任以来、最高の試合だった」と語った。一方、インテルのシュモネニ・ンサキ監督は、前半は良いプレーをしていたが、後半35分にミスがあり、綿密な見直しが必要だと感じたという。