UEFAヨーロッパリーグ決勝を制したインテル・ミラノだが、"青と黒のディビジョン "は分水嶺に差し掛かっているのかもしれない。イタリア『カルチョメルカート』によると、インテルは財政的な重圧を和らげるため、ナルド・マルティネス、ニコラス・バジェホ、ボッソビッチ、その他大勢のスター選手の売却を計画しているという。そうすることで、チームの先発メンバーは大打撃を受け、新シーズンのラインナップはまったく分からなくなるだろう。同時に、ACミランとナポリも強力な引き抜きライバルを抱えており、次のUEFAヨーロッパリーグでのセリエAチームのパフォーマンスは、以前のような輝かしいものにはなりそうもない。
ここ数年、インテル・ミラノは財政難に陥り、スター選手をたびたび売却してきた。今年のUEFAヨーロッパリーグ準優勝以降、選手の値段が高騰し、クラブは高値で現金化できるチャンスを逃すまいと決断した。GKオナナが5000万ユーロ(約4億2600万香港ドル)でマンチェスター・ユナイテッドに移籍するというニュースに加え、インテルはナルド・マルティネス、ニコラス・バジェホ、ポソビッチという3人の中心選手の売却にまで興味を示している。
アルゼンチン人シュートストッパーのナルド・マルティネスは、パリ・サンジェルマン(PSG)に非常に気に入られている。ナルド・マルティネスは今シーズン、インテルで57試合に出場して28ゴールを決め、1シーズンでのゴール数で自己最高を更新している。PSGは、この25歳のシュートストッパーが推定8000万ユーロ(約6億8300万香港ドル)でメズの穴を埋める能力があると考えている。
MFニコラス・バジェホに関しては、チェルシー、マンチェスター・シティ、ニューカッスルの獲得候補に挙がっている。インテルはこの26歳のイタリア代表を7500万ユーロ(約6億4000万香港ドル)で売却する意向だという。サウジアラビアの強豪アイナスは、クロウをアシストするため、この30歳のクロアチア代表FWを4000万ユーロ(約3億4100万香港ドル)で獲得する意向を示している。オナナの退団と合わせ、インテルは上記4選手の売却が実現すれば、2億4500万ユーロ(約20億9000万香港ドル)を手にすることになる。
さらに、ストライカーのルカクはレンタル満了でチェルシーに戻り、同じく得点源のディスコはフリーエージェントでフェーレンバッハに、センターハーフのステファニアはフリーエージェントでPSGに移籍する。