セリエAの巨人ユベントスは、イタリア連邦控訴裁判所が歴史的な裁判を再開し、最終的にユーベに金銭詐欺の疑いがあるとし、今シーズンのリーグ戦の勝ち点から10ポイントを減点する判決を下したため、残念ながら大打撃を受けた。このペナルティは最初の判決より5ポイント軽いものだが、それでもユベントスはこの災難によってリーグ戦でトップ4から脱落し、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権も危うくなった。火曜日(23日)未明、ユーベはアウェーで弱小チーム、アンボリに150回のコールドをはじかれ、1-4の大敗を喫した。
今年1月、イタリアの裁判所は、選手交換による移籍金の隠蔽や、実際には支払いが猶予されていたにもかかわらず、流行期に選手が自主的に4カ月分の給料を返上したと主張するなどの手口で、ユーベが会計を改ざんしたとして有罪判決を下した。その際、ユーベには15点の減点が言い渡され、経営陣の現職と元職11人もサッカー活動への参加が禁止された。
その後、ユーベは控訴し、控訴裁判所は先月、減点を含む罰則を停止した。再審の結果、控訴審はやはりユーベを有罪としたが、罰則は減点10に調整され、元幹部ニベットら7人は無罪となった。
ユーベは減刑されたとはいえ、チャンピオンズリーグ出場権争いには大きな痛手となった。10ポイントの減点により、ユーベは2位から7位に転落した。
実際、裁判所は今回ユーベに十分なチャンスを与えた。判決はアンボリ戦の前に発表され、もしユーベが勝っていれば、次のリーグ戦ACミラン戦に勝てばトップ4に返り咲くことができたのだから、状況は悪くなかっただろう。しかし、ユーベはチャンスを生かせず、ディフェンスも穴だらけで、結局1-4でアンボスに敗れた。