スター選手が揃ったUEFAヨーロッパリーグ・ラウンド4セカンドレグで、イングランド・プレミアリーグの強豪ウェスタムは19日(金)早朝、アウェーでアルクマールを1-0で辛くも下し、2レグ合計スコア3-1で1976年のUEFAヨーロッパリーグ・カップウィナーズカップ以来となる欧州大会決勝の入り口に立った。しかし、この栄光の試合が終わると、試合後に一部の過激なオランダ人ファンが感情を抑えきれなくなり、訪れたファンを攻撃し、選手の家族や友人まで標的にしたため、スタジアムは突然の混乱に包まれた。ウェスタハムの選手たちはすぐさま愛する家族を守るために駆けつけ、ミシャリ・アントニオなどの選手もスタンドに駆けつけ、現場は収拾がつかなくなったが、幸いなことに最後まで怪我をした選手はいなかった。
第1レグで2-1とリードしていたウェストハムは、この試合でもカウンター攻撃で何度も脅威を作り出し、前半にはルーカス・パキダの強烈なシュートでゴールを割られそうになった。 後半、アルクマールは全力で攻めたものの、シュートの質は高くなく、攻めきれない時間が続き、ついに延長戦で敗れた。ウェストハムのMFパオロ・コルヌッツィの個人突破、ワンツーパンチがこの試合唯一のゴールとなり、1976年の欧州カップウィナーズカップ以来のチームを助け、再び欧州決勝に進出、相手はイタリア・セリエAのフィオレンティーナである。
試合後、黒い頭巾をかぶった過激なファンの集団が突然、ウェスタム選手の家族が集まっていたアウェイファンスタンドを襲撃するというショッキングな光景が展開された。マイク・ルバオ監督やルーカス・ベルケダ、アラン・ガースウェルといった選手たちがスタンドに突入しようとしたが、スタジアムの警備員に阻止された。ミシャリ・アントニオとファーン・ドニスはフェンス越しにスタンドに乱入し、警察の介入で混乱は収まった。