今シーズンのセリエAでトップ4入りが期待され、UEFAカップでも準々決勝の舞台まで駒を進めたローマだが、その陰には "リトル・ファラオ "エシュラウィという縁の下の力持ちがいる。この30歳のストライカーは2019年、キャリアを求めて中国スーパーリーグに渡り、上海申花に入団したが、金の誘惑のためにプロとしてのキャリアを犠牲にしたことに疑問を持たれていた。しかし、セリエAに復帰したアイシャラヴィは調子を上げており、今シーズンも数々の活躍を見せていることから、契約更新は必至のようだ。

エジプト系のアイシャラウィは2011年にジェノアからACミランに移籍し、一時はイタリアで最も才能のある選手と称された。2012/13シーズンにはセリエAで16ゴールを挙げる大活躍を見せたが、その後は成績が続かず、モナコやローマでプレーし、2019年、26歳にしてまさかの中国スーパーリーグに降り立った。

しかし、上海申花でのわずか1年半でローマに復帰したアイザウルは、モレヌの指導の下、純粋なストライカーから左ウイングバックとしてもプレーできるオールラウンドなファイターへと変貌を遂げた。今シーズンのセリエAでは4ゴールを挙げている。ラウンド16の第1レグ、レアル・ソシエダ戦で決めたゴールは、ローマがヨーロッパリーグ準々決勝に進出する礎となった。ラウンド8の第2レグ、フェイジャノ戦では、交代で出場し、延長戦で勝ち越しゴールを決め、ローマがスコアラインを逆転するのに貢献した。

最近、ローマの経営陣はアイザウルの代理人との契約延長交渉を積極的に進めており、近く2025年までの契約延長で合意に達し、チーム作りに専念できるようになると見られている。

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