今シーズンのセリエAは波乱に満ちている。タイトルを懸けて首位に立つナポリと、力強く台頭する首都のラツィオとローマのコンビ。9日(日)未明のリーグ戦では、両チームとも勝利し、それぞれ2位と3位につけており、次回のUEFAヨーロッパリーグ出場権獲得への希望が明確になってきた。対照的に、ユベントスとミラン・デュオの伝統のトリオはこのラウンドで得点を挙げることができず、もはや美しい景色は見られない。
ローマは8分にパウロ・ディバナが決めたPKでトラナをアウェーで1-0と下し、2連勝を飾り、5位インテルに勝ち点2差の3位に浮上した。ローマは長らく弱小部門だったが、2年前にモレヌ監督が就任して以来、成績は着実に向上し、昨シーズンはUEFAチャンピオンズリーグを制し、今シーズンはすでにUEFAカップでベスト8に進出しており、金曜日(14日)未明にはアウェーでフェイジャノに挑む。モレーノの最大の願いは、チームをUEFAヨーロッパリーグに復帰させることであり、今、その目標に一歩近づいた。
一方、ラツィオはミラン・ゴビッチ=サビッチとサッカリーニのゴールでユベントスをホームで2-1と下し、3連勝で現在2位につけている。ナポリとの勝ち点差は16に開いているものの、5位インテルとの勝ち点差は7に開いており、来季のUEFAヨーロッパリーグのベスト4入りは確実なようだ。
ラツィオのウインガー、サッカリーニは1アシスト1ゴールで、今シーズンのセリエAですでに10ゴールを決めている。イタリア代表のボス、ヴェントゥーラはこの27歳のパワフルなストライカーを呼び戻すことを考え直すべきだろう。