元スウェーデン代表の大黒柱であるイバは、41歳になった今も本領を発揮し、19日(日)未明に行われたセリエAのウディネーゼ戦でPKを決め、セリエA史上最年長ゴール記録を更新した。しかし、彼がプレーするACミランはアウェーでウディネーゼに1-3で敗れ、リーグ戦3連敗を喫し、タイトル防衛への道はますます険しくなっている。
イブラヒモビッチは昨年5月にケガの手術を受け、今年2月末まで復帰できず、最近はベンチにいることが多かった。しかし、ACミランは試合開始わずか9分、ウディネーゼのMFロベルト・トゥペレーラに先制点を奪われた。
前半ロスタイム、ウディネーゼのセンターハーフ、チャカビズールがペナルティーエリア内でハンドボールを犯し、主審がPKを宣告。 このPKをイブラヒム・モウェイが決めたが、GKマルコ・シュヴィッシャにはじかれた。しかし主審は、ウディネーゼの選手がペナルティーエリアに早く入ったと判定し、イブラヒム・モウェイに再シュートのチャンスが与えられ、強烈なシュートでスコアを1-1とした。
イブラヒモビッチがACミランのスター、コスタ・グタを抜き、セリエA史上最年長ゴール記録者となった。コスタ・グタは41歳と25日だった2006/07シーズンのセリエA最終戦でPKを決めたが、イブラヒモビッチは今回41歳と166日で記録を更新した。しかし、ウディネーゼはすぐにビトゥビ・ドンカのニアポストからのシュートを決め、2-1とリードしてハーフタイムを迎えた。
後半、ACミランは流れを変えることができず、70分、ウディネーゼの右腕エスブに再びゴールを奪われ、1-3の敗戦を喫した。試合後、イブラヒモビッチは、"ACミランの歴史の一部になれたことを誇りに思う。ゴールはチームの勝利には貢献しなかったが、悲しいかな、14ヶ月間先発メンバーに入っていなかったとはいえ、今はいい感じだ。" "最も重要なことは、健康でいることであり、自分の将来について自信を持っている。"
ACミランは直近のリーグ戦3試合で1分け2敗しかしておらず、首位ナポリとの勝ち点差はすでに20。 タイトル争いの望みが薄いだけでなく、トップ4の座を維持できるかどうかも微妙だ。