もうひとつのUEFAヨーロッパリーグ・ラウンド16、セカンドレグではポルトがインテル・ミラノを迎え撃つ。ファーストレグでは0-1で敗れたポルトだが、逆転のためには全力で攻めなければならない。しかし、攻撃の中心であるオダビオ・エメルソンが出場停止で欠場しており、チームの攻撃力が弱まるのは間違いない。一方、1点のアドバンテージを手にしたインテルは、堅実な戦術を貫き、リードを固めにかかると予想される。統計によれば、インテル・ミラノの総得失点差は過去8試合中6試合で2点以下。 したがって、この試合の得失点差は2.5点以下となる。(水曜午前4時、Now644で生中継)
ポルトがグループ首位で予選を通過できたのは、同グループの対戦相手が弱かったことが大きい。しかし、ラウンド16に入ってから、チームの真のレベルが徐々に明らかになってきた。インテル・ミラノとのアウェーでの第1レグ、ポルトは攻撃的MFのオダビオ・エメルソンが感情を抑えきれず、レッドカードで退場となり、消極的なムードにとらわれた。28歳のポルトガル代表MFはポルトの副キャプテンであり、チームの攻撃の中心人物である。今シーズンのポルトガル・プレミアリーグでは4ゴール5アシスト、UEFAヨーロッパリーグでも2アシストを記録している。彼の不在はポルトの攻撃組織に深刻な影響を与えるだろう。また、ポルトのUEFAヨーロッパリーグ直近4試合のホーム成績は2勝2敗で、この試合で優位に立つのは難しい。
インテル・ミラノのほうは、第1レグでルカクがゴールを決めたのが86分で、惜しくも1-0でポルトを下した。実際、セリエAのベテランは絶好調とは言えず、リーグ戦ここ3試合で2敗を喫している。ストライカーのナダル・マルティネスは調子が悪く、直近のセリエAの試合では12ヤードを外し、チームの敗因となっている。加えて、UEFAヨーロッパリーグでのインテル・ミラノの直近5試合のアウェー戦の成績は2勝1分け2敗で、そのうち4試合は総得点が2点以下。ポルトの扉を破るのは容易ではない。互いに進出の可能性があることを考えれば、相手と激しい攻防を繰り広げる必要はなく、失点数は2点以下が有力だ。